とことんマイペースに気ままに、観たものや読んだものの感想を残しておく場所


by pannie
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夕凪の街、桜の国

  


よかった・・・。
とっても沁みる作品でした。

「夕凪の街」は原爆投下から13年後の広島が舞台。
「桜の国」は、現代。
2部構成からなるこの作品。
「夕凪の街」から「桜の国」へ・・・
原爆投下の現実が、思いもかけない面に密かに陰を落としていました。
ピカと呼ばれる爆弾は、今を生きる私たちの想像を遥かに超える深い傷を、広島の人達に残しています。

麻生久美子さん演じる「夕凪の街」のヒロイン、平野皆実が抱えている苦悩と、それを受ける吉沢悠君演じる打越豊の場面に、胸が締め付けられて、そこからは全く動けませんでした。
宮沢リエちゃんの「父と暮らせば」と同じ位、心に沁みる作品でした。


「桜の国」は、現代っ子の石川七波(田中麗奈)のヒョイヒョイした動きと言動と共に、軽いタッチで進んでいきます。
「夕凪の街」の切なさから立ち直れないまま その軽さに入るので、最初は戸惑うというか馴染めなかったと言うか。
でもまぁ少しすると、七波の父親(堺正章)の不穏な動きに注目できて、気持ちは切り替わりました。
原爆の投下は、この現代に何を残したのか。
テーマは重いのですが、軽いタッチの描き方のお陰で、押し付けがましく感じることなくすんなりと 「あ~・・そういうこともあるのか」 と、思えました。

「夕凪の街」と「桜の国」の雰囲気が違うので、別々に分けてそれぞれを独立した1本に仕上げれば良かったのに・・・と、ちょっと思うとこもありますが。
最後まで観た後は、これで良かったのかもな。と、思えます。
う~~ん・・・。でも、「夕凪の街」に関しては、やっぱりこれだけで1本の映画にしてみて欲しい。途中から涙、涙・・・でしたから。

色々勿体無いと思うとこはあるものの、お勧め作品です。ぜひ、観て下さい。
「夕凪の街」は、絶対観てと言いたいくらい、私は好きです。
麻生久美子、田中麗奈の両名が苦手な人も、チャレンジする価値ある良作です。

監督は佐々部清さんなんですが、佐々部監督の作品ってなんかバラつきがある気がします。
総じて私は好きなんですが、もう1つグッとくる感じにしてよ~~って思う時もあり。
ですが、常に人の心を大切にした作品を作っておられますね。


   

  
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by pannie | 2008-12-11 01:40 | 映画 (日本)