とことんマイペースに気ままに、観たものや読んだものの感想を残しておく場所


by pannie
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重力ピエロ

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『春が2階から落ちてきた。
 春というのは、弟の名前だ。』

予告で何度か耳にしていたこのフレーズ。
一番最後にさりげなく話す父の台詞で、なんとなく納得できたような気分に
なったけど。
正直言えば、まだいまひとつ理解できていない。


しかし、父の台詞
『俺達は、最強の家族だ。』

この言葉には、大きく納得。
あぁ・・・。本当に、最強だ。最も強いのは、お父さん、アナタだ。
あなたのその強さと優しさがあるからこそ、男3人、最強の家族になれたのだ。


【遺伝か、環境か】
遺伝子学を学ぶ兄・泉水が聞いていた講義のテーマが、この家族の運命に大きく
関わっている。
そこここに散りばめられた、遺伝と環境が人に与える影響。
そういうの丸ごと全部、なにもかもひっくるめて、父は息子をスッポリと包む。
兄は、父と弟を守ろうとし、同じように弟も、父と兄を守ろうとする。

小日向さんが演じた父が素敵だった。
若かりし頃の髪型は、ウケ狙いなのか何なのか?
ついつい、ププっと笑ってしまうんですけど。
そこはまぁ、ご愛嬌の範囲だったかな。
これで興ざめしてしまった人は、残念でした。


登場人物が少なくて判りやすかったのと、脇を固める役者が良かった。
特に・・・「夏子」さんのキャラの面白さったら。
思い出してもクスクス笑える・・・。
面白いだけでなく、しっかり役に立っていたし。
あ、あと、子役の2人が大人になった2人をそのまま小さくしたような男の子達で、
とても良かった。
特に、兄ちゃん(加瀬亮くん)の子役君は似ていたな~。

それにしても、岡田将生クンとは、なんと美しい男の子なんだろうか。
彼の美しさと物悲しげな佇まいは、重力に耐えて凛と立つ男の子「春」そのもの
だった。


私の場合、伊坂作品は1度観ただけでは全てを理解できないところがある。
なのに、観終えた後に妙な余韻に浸ってしまう。
そして、2度、3度・繰り返し観れば観るほど好きになる。
今はまだ映画の余韻に浸っていたいけど、いつか必ず原作も読んでみよう。


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by pannie | 2009-12-11 13:15 | 映画 (日本)