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by pannie
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神はサイコロを振らない 【最終話】

終わってしまった。

・・・・終わってしまった (>_<)


亮君は、お父さんがウソをついていた事にショックを受けてしまって、

お父さんを責める。

本当の事を知りたい・・その通りだと思う。

ヤッチが、

「お父さんが、公園にいたのは生きるため。公園で毎日あなたの事を思ってたの」

亮君、君はお父さんにもお母さんにも、抱えきれないほどの愛情を注いでもらって

いたのだよ。


残りあとわずかになって、それぞれに最後の瞬間の事を考え始めた。

アッチは、ヤッチとテツの結婚式をしたい。

菊坊はアッチの気持ちを受けて、瑠璃ちゃんにピアノを弾いてと頼みに行っちゃう。

家族会代表の命を受け、402便が消えてから10年間、息つく間もなく

遺族のために走り続けてきた甲斐さん。

大屋本部長が、最後の最後に初めて労いとお詫びの言葉を述べた。

深々と頭を下げて。

甲斐さんは、弟の航星君が設計した『先進波通信』の機会を作って、

402便がブラックホールに飲み込まれる前に、

なんとかコンタクトを取れないか・・とテツに話をもちかける。

甲斐さんは、せめて最後に、弟が考えた物を形にしてやりたかった。

あと6時間しかない・・そのギリギリまで可能性を捨てようとしなかった甲斐さん。

テツは、最後の時間をヤッチと過ごしたかったに違いない。

けど、無いに等しいと思える可能性にも、賭けて見たいと思った。

また、戻ってこれるなら・・。出来る事を最後までやってみたい。あきらめたくない。


テツとヤッチ、最後の瞬間を一緒にいられなかった・・・。(>_<)。。。。。。。。。


菊坊が、アッチに 

「次に会う時は 僕はいまよりずっと もっと楽しい日々を送れる男になってます」

だから、ありがとうもサヨナラも言わない・・って。

次に会う時

そんな時が、おそらく確実に来ないと判っているのに、また会えると思ってる。



刻々と迫ってくる、その瞬間。



テツは、最後にヤッチに指輪をはめてあげられた。

10年前に買った指輪。時間が来たら、消えてしまう。なかった事になってしまう指輪。

最後に一緒に居られなかったけど、ちゃんと気持ちを伝えあう事が出来た。


東京タワーを見上げる駆け落ちカップル。

お母さんと夜の街をドライブする瑠璃ちゃん。

お母さんの所に行く飛行機に乗るために空港でお父さんと別れた亮君。

虫かごと、お父さんに貰ったサッカーボールを持って。

お笑いライブの会場前で、柚子の家族に残す色紙を書きながら笑いあう中武さん。

娘と孫と一緒にレストランで食事をしながら、優しく楽しそうに笑ってる神蔵さん夫婦。

まさに、最後の晩餐。

ホテルの部屋で、チェスを楽しむ甲斐兄弟。

みんな、これから消えちゃうなんて、全然信じられない自然な様子。


アッチとヤッチは、散歩に出かける。

菊坊が 笑顔を噛み締めて 「いってらっしゃい」。

アッチが 「いって来ます!」


並んで歩くアッチとヤッチ。これから、消えてしまう瞬間が来るとは思えない、

普通の会話。

ネイルサロンに行ってみたいアッチに 店が開いてるかチョット見てくる・・

と何歩か歩いた後、ヤッチの周りに風が吹いた。 

同時に、アッチは消えてしまった。みんな、消えてしまった。



消えてしまう時、10年前のものは一緒に消え

今の時間に書いた手紙や買ったものは残った。

真っ白なブーケ、サッカーボール、エントツオチャコの色紙、

瑠璃ちゃんの手紙、航星君が打ち込んだPCのメッセージ、

食べかけの食事、アッチの手紙、菊坊へのプレゼントのスーツ。


テツの指輪は消えてしまった。

消えた事を確かめるように、薬指をさするヤッチが切なかった。



再びみんなが同じ時代を生きる事は出来なかったけれど、

パラレルワールドで別の時間を生きているなら、それもいい・・

そうだったら、なんだかステキだ。


涙が止まりません。
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by pannie | 2006-03-16 01:14 | 神はサイコロを振らない