とことんマイペースに気ままに、観たものや読んだものの感想を残しておく場所


by pannie
カレンダー
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30

あの夏、いちばん静かな海

ボムさんの記事が続きましたが、ちょこっと関連して、今日は懐かしい作品を振り返ってみましょう。
ボムさんは、記者会見で「日本の映画人で注目している監督や俳優はいますか?」の質問に

北野監督の大ファン  

と答えています。  ブロコリ レポート参考
流石、世界に名を轟かせる北野監督。 いいですよね、北野作品。
全部は観てないけど、ボムさんはどの作品を観たのでしょう?
なんとなく、『ソナチネ』や『HANABI』 『BROTHER』 あたりなのかなぁ・・と思っているんですけど。
私が一番好きな北野作品は、この あの夏、いちばん静かな海 。
タイトルの通り、それはそれは静かな作品です。
作品中に、セリフが幾つあったか数えられるんじゃないかと思うほど、セリフが少ない。
セリフなんて、必要じゃないんですね。
人と場面だけで、こんなに沢山の「気持ち」を伝えることが出来る。
見たまんま、そのまんま真っ直ぐに伝わってくる。見事です。

主役2人が聾唖者だからセリフが無いと思いがちだけど、そうじゃない気がします。
実際、聾の人たちはよく喋りますもん。
喋らないと思っているのは、声で喋る私達の方で。
聾者同士は、ひっきりなしに手を動かし、表情豊かによっく喋ります。
もう、体全体が言葉なんですね。小さな動きも見逃さないと言う感じ。
それに、ストーリーそのものは聾者が主役でなくても伝えられる物だと思います。
あえてセリフを喋らせない事に、どんな意図があったんでしょうね?
私にはわかりませんけれど、それによって観る側は想像力豊かに観続ける事ができる。
無意識のうちに、どの場面も逃すまいとしてしまうのではないでしょうか。
そして、薄っぺらなお涙頂戴にならず、心の奥深くにジ~~ンと温かい物を残してくれた。
何度観ても絶賛せずにはいられない作品です。

北野ムービーワールド
[PR]
by pannie | 2006-09-23 01:47 | 映画 (日本)