とことんマイペースに気ままに、観たものや読んだものの感想を残しておく場所


by pannie
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カテゴリ:映画 (日本)( 64 )

めがね

あえて書くまでも無いと思いますが、「かもめ食堂」の荻上監督作品。
登場人物がみ~~んなめがね^^
めがねって誰にでも似合うとは思えないんだけど、ココに出てくる人は皆さんお似合いです。
空気とご飯とビールが美味しそうな映像。
(私は一切飲めませんが・・加瀬君の台詞が気に入った♪)
時間の流れが、それはそれはゆったり。のんびり。
海辺で編み物をする様子をたまたま観た私の三女が
「いいね~いいね~こういうの♪」  ってさ。

いいね~いいね~・・こういう時間の流れ方。
万年眠たがりの私は、劇場で観たら多分熟睡だったと思うので・・
DVD鑑賞で正解。
途中で寝ちゃっても、また観りゃいいやん。
忙しい毎日に、ひとときの「のんびり」をどうぞ。
癒されて下さいませ。
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by pannie | 2008-10-11 01:19 | 映画 (日本)

ただ、君を愛してる

宮崎あおいちゃんが、めっちゃめっちゃ可愛い!
なんて可愛いんでしょう、宮崎あおいちゃん。
子役から女優してて、こんなにピュアで真っ直ぐな雰囲気を保ち続けてる彼女は凄いです。
だいたい、なんか大人になる途中で変に摺れちゃう印象がある「子役」。
最近はそんなことないみたいですね。

ある日突然自分の前から姿を消して音信不通になってしまった静流(しずる)に会う為にN.Yを訪れた誠人(まさと・玉木宏)。
何年振りかの再会に心を躍らせる誠人には、目に写るN.Yの全てが眩しく映る・・。

大学の入学式、静流(宮崎あおい)と誠人(まさと・玉木宏)。
静流は大学生にしては幼くてあどけない女の子。
同年齢の女子大生と比べると、もっさくて地味な印象なんだけど、明るくて真っ直ぐなトコが可愛い子。
「私の体には成長ホルモンが足りない。だから、まだ奥歯は乳歯なんだ。」・・なんてウソを真顔で話す。
一方、誠人は子供の頃から皮膚にただれがあって痒み止めの塗り薬が手放せない生活をしている。
ずっと使っている薬の臭いが気になってて、人ごみが苦手。
すぐ隣に人が立つのも気になるもんだから、同級生ともどっか距離を置いてしまうので、中々友達ができず一人でいる事が多い。
入学式に出会って以来、お互い友達が出来ない者同士なんとなく仲良くなった静流と誠人。
ある日、誠人が密かに恋焦がれているみゆき(黒木メイサ)から自分達のグループに入らないかと声を掛けられ嬉しくて仕方が無い。
そのままみゆきのグループの仲間入りをした誠人は、静流と過ごす時間が少なくなっていた・・

最初から最後まで、ひたすら爽やか、ひたすら可愛く、ひたすら青春、キラキラしてて眩しいほど。
それもこれも、ぜ~~~~んぶ、主役二人が可愛くて爽やかだからでしょう!!
玉木君は、大変に整ったお顔をお持ちですね。
体型も美しく、声も優しくて瞳が綺麗。
純朴で少し内気な大学生に、見事になりきってました!
ちょっとオドオド、どぎまぎした感じの喋り方がやけに似合ってました。

宮崎あおいちゃん、彼女はこの役にピッタリでした!
小さくて華奢で純粋で、とにかく(何度でも書くぞ..) 可愛い!!!!
あ~~・・可愛い。

前のレビュー虹の女神と似たような話なんですよね。
ですが、まったくタイプの違う作品でした。
人の動きや言葉、風景、色合い・・・全てにおいて、全然違う匂いを持った2つの作品。
「ただ、君を愛してる」は、ちょっと現実味が薄くて柔らかくてフワフワした印象。
「虹の女神」は、現実味があり等身大でざわざわした感じ。
画像も、「ただ、君を愛してる」はとことんクリアで「虹の女神」はプライベートビデオチック。
万人に受け入れられるのは、「ただ、君を愛してる」でしょうね。
すごく判りやすくて、入りやすかったです。
高視聴率ドラマの映画化が成功したって感じです。
ラストのN.Yでのエピソードからエンディングまでは特にドラマチック。
別に目まぐるしく何かが展開するわけではありませんが。
静かながら、きっちりこちらの感情を揺れさせてくれるって感じです。
「判ってるのに泣いてしまうのよねぇ~~」・・ってね。
何も考えずに、サラリと爽やかな涙を流して、後味すっきり優しくなれる作品でした。


観ている間、ずっと気になってたのが誰が監督したのか。
どうもどっかで観た気がする、他にもこの人の作品知ってる気がするけど・・でも名前は覚えが無い!
って思ってたんですよね。
気になるので、検索して見ました。
色んなドラマの演出をなさってたんですね。
やはり、観たことのあるものが何本かありました。
しかも、観たものはかなり必死で観ておりましたよ。ちょっとビックリ。

あすなろ白書

君の手がささやいている

南くんの恋人

アルジャーノンに花束を


などなど、多数・・。私は見てないけどドラマスペシャル「 天使の梯子」とか、ずーっと前のイグアナの娘も、演出されてました。

なんと菅野美穂ちゃんの多い事か。


ま~とにかく、最近は日本映画が本当に元気なもんだから、役者だけじゃなくて色んなところも気になるようになってきました。

頑張れ、日本映画~~~~!!
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by pannie | 2007-05-27 23:47 | 映画 (日本)
劇場で観る事が出来なかったので、買いました。

滅多にソフトを購入しない私ですが、これは即決で予約しました。

まだ本編は観ておらず、特典だけを観ました。

キャストについての特典映像が良かった~。

いや、良かった。

本編は、気合が必要なのでたっぷり時間がある時に、じっくり観ることにします。
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by pannie | 2007-04-22 23:09 | 映画 (日本)

ゆれる

西川美和監督の完全オリジナル作。
なかなかに見応えありで、役者の演技も魂が篭ってて力強い作品になってた。
ヒジョーに人間くさく、男くさい。(が、汚くない)
オダギリ・ジョーの作品はいくつか観ているけれど、この作品の彼はこれまでの物より数段上を行くのではなかろうか?

売れっ子カメラマンで無意味にデカイ外車のハンドルをふてくされた様に握る姿勢。
女なら取り合えず誰でもオッケーみたいな甘さと冷たさの混ざった眼差し。
兄ぃちゃん(香川照之)には敵わないと感じていると同時に、どこかでチョットだけ小馬鹿にしてしまっているらしき表情や、父親への嫌悪感丸出しの言動。
序盤に見せる彼の表情があまりに似合っていて、嫌な男なのにグイッと引き込まれた。
・・・ちょっと悔しい・・・。

そして、そんなオダギリ・ジョーとは真反対のタイプを見事に演じきった香川照之さん。
凄い!凄いとしか言いようがなくて、自分のボギャプラリーの少なさが情けなくなってしまう。
母亡きあと、父と二人で自営のガソリンスタンドを守って生きてきた。
気が付いたら結婚どころかろくに恋愛もしないまま40代になっていた。
弟と正反対の容姿と面白味の無い性格が原因なのか、まったくモテないまま過ぎてしまった。
まじめに働き、アルバイト従業員のトラブルを対処し、面倒見がよいことから従業員には慕われているし、母の代わりに家事一切を全てこなして父親の面倒を見ている。
世間的には、非常に良く出来た兄ちゃんだ。
その「よく出来た」加減が良く出来過ぎていて、観ていて不気味な雰囲気を感じる。


昔、弟の彼女だった女があっけなく吊橋から落ちて死んでしまう事件から、兄弟関係に歪みが生じる。
本当は、その前から少しづつ歪んでいたのかもしれないけれど・・。
ストーリーを知ってしまうと面白さが半減する内容なので、多くを語るのは止めておこう・・。

これは、ネタバレで語り合うのが面白い作品。

兄弟や家族の絆ってものは、何で図るのか?
物差しはないけれど、「深い」「強い」と思っている信頼関係や愛情は、意外と簡単に崩れ去ってしまうものなのか?
ただ長い間一緒に暮らしていたから無意識に刷り込まれていただけで、本当はそんなもの最初から無かったんじゃなかろうか?
そんなはずはない、それは違うはず・・・。
ラストの兄弟の表情がなんとも切なく物悲しい・・。

でも、観終えて口を付いて出てきたのは


「あ~~!もう・・・。
  せやから、どやねん!?」


・・・・・。

どうか、皆さん観て下さい。



ちなみに、西川監督の1作目「蛇いちご」も最後はこう思う・・・はず。
これの感想もそのうち書いておこう。



それと、ちょっと余談・・。

エンドロールを見て、ハタと気が付いた。
そうか・・これは、是枝監督が関わってたのか。
キム兄が出て来たのを観て、「誰も知らない」を思い出してた。
この人は、将来有望な新進監督の映画に出るのが好きなのか?とか思った。
キム兄、嫌なヤツをあまりにも上手く演じてたので見直した。
いや~~、あれは嫌!・・小憎ったらしいったらなかった。


最後に一言。

字幕が必要!!!


聞き取りにくいねん。
日本人やけど、映画の台詞は聞き取りにくいのよ。
ボソっと喋られたり、大声で怒鳴りながら捲くし立てられると尚判らん。
日本映画にも、日本語字幕を標準で付けて下さい。
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by pannie | 2007-04-14 01:41 | 映画 (日本)

フラガール


観たかったー! 観て良かった! これ、最高です!

昭和40年、福島県のいわき市では、炭鉱で成り立っていた人々の生活が山の閉鎖決定と共に危機に直面していました。
そんな中、突然で無理やりとも思える「常磐ハワイアンセンター」を町の観光スポットとして立ち上げる企画が進められます。
炭鉱の閉山に伴い、数千人もの人員削減で失業者があふれようとしている中での企画だけに、長年炭鉱で勤め上げてきた社員からは抗議の嵐。

一方では、ハワイアンセンターでフラダンスを踊る踊り子を炭鉱の娘たちから募集。
そして、彼女達を教えるために、東京からプロのダンサー・平山まどか(松雪泰子)が招かれます。
ずぶの素人・・・「ド」を幾つつけても足りない位の素人の炭鉱娘の前に現れたのは、ぐでんぐでんに酔っ払ったまどか・・・。
娘達は、家族を支えるためにプロになろうと必死です。
東京でプロだったまどかの事情と、炭鉱の娘達の事情・・。
それぞれが「やるしか無い」状況の中でぶつかり合いながら、常磐ハワイセアンセンターのオープンへ向けて走り出していたのでした。

炭鉱閉山によって、そこに暮らしている人々の生きる道が分かれていきます。
フラガールになる娘達の話だけに留まらず、その背景にあった様々な事柄を描いていました。
物語の根底には、人と人との繋がりがいかに大事か、人生にとって大きいかがありました。

まどかと女の子達の出会いがまず一つの鍵です。

フラダンスを教えに来たまどかでしたが、まどかが女の子達にダンスを通してプロとは何ぞやを教えた反面、まどかは女の子達から何か別の物を教えられます。
それは、言葉でうまく説明できないのですが、でも人として忘れてはならないとても大事な物だと思います。

そして、3つの別れが大事な鍵になってました。

それぞれ違う形での別れが描かれていましたが、どの場面も大事に大事に作られていました。
3つ目は、別れになりそうだったのが別れずに済んだんですが、このシーンは格別です。
こんなパターン、今までにも沢山あったよな・・ってオーソドックッスな感じなんですけれど、すごく感動しました。
大事な場面にしっかり時間を取って丁寧に作り上げているので、気持ちが冷めることなく最後のクライマックスを迎えられます。

この作品を観た誰もが絶賛するダンスシーンは、本当に圧巻。
見事でした。
女優陣全員が素晴らしいです!
おススメーーーーっ!!
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by pannie | 2007-04-11 16:38 | 映画 (日本)

イズ・エー [is A.]

少年法を真正面から捕らえた、大変骨太で力のある作品でした。
こんなに力強い作品があったとは。
同じテーマを扱った作品に『誰がために』がありますが、私はこっちが断然好き。
少年を演じる小栗旬が上手い。
『誰がために』の少年は小池徹平でしたが、ただ憎たらしいだけでした。


観終えてすぐ、ネットで他の人の感想を探ってみました。
たいていの作品がそうであるように、凄く低い評価をつける人もいれば高い評価の人もいる。
陳腐で駄作との感想が多くて驚きます。
たしかに、とてもオーソドックスな作りではありました。
想像力を働かせながら把握していかねばならない場面が多い点が、評価を下げるのかもしれません。


加害者である少年(小栗旬)とその父親(内藤剛)、そして少年が起こした爆破事件で家族を奪われた刑事(津田寛治)。
少年は法に守られ名前を変えて生き続ける。
世間が何と言おうと、息子を愛し、更生を信じ守り続ける父。
刑事は、何の罪も無い妻と息子が死に、犯人が生き延びる理不尽に耐え難い思いで耐え,復讐心のみに生かされてる。
相対する立場で、互いに息子を愛して止まない二人の父親のぶつかり合いが痛々しい・・。

たいていの場合、見るものは被害者の立場に感情移入するのが自然でしょう。
津田寛治が演じる被害者の父親の怒り、憎しみ、空しさ・・それらは、割と簡単に想像出来る。
この作品の凄いところは、加害者の父の心情を強く打ち出している点だと思います。

少年が爆弾事件を起こしたのは何故かと言うことは、一切語られません。
父親は、自分の息子がなぜそんな人間になってしまったか、どうしても判らない。
犯罪を犯した本人も、父親に何か不満をぶつけるわけではない。
その少年の衝動は、誰にも止めることが出来ない。
物静かでおとなしく美しい顔立ちの少年の、「静かなる狂気」としか表現出来ない世界があるのでした。

重いです。
凄く凄く考えさせられます。
でも、いい作品です!!
そして、津田寛治さんが見事です!!!

イズ・エー
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by pannie | 2007-01-28 00:43 | 映画 (日本)

死に花

2007年最初の感想は、犬童一心監督の作品にします。

今となっては、藤岡琢也氏と青島幸男氏の遺作となってしまいました。



お洒落で贅沢そうな老人ホームで暮らすお爺ちゃんとお婆ちゃんが、

人生の最後に一花咲かせようぜ~!・・・ってことで、

先に亡くなった友人が計画していた銀行強盗に必死で取り組む話がほぼメイン。

前後に、洒落っ気タップリのエピソードが盛り込まれていて、

老人パワーに圧倒されそうです。

一歩違えばつまらなくなりそうな非現実的な展開が多いにも関わらず、

何故かどの場面も楽しめてしまう。

ギリギリの非現実とでも言いますか。超常現象が一切起こらないファンタジー。

「なんか、こういうことってあるかもしれない・・」 とすら思えてしまう。


年を取ると、それだけ「死」に近付いて行く気がするもんだけど、この映画を観ると

年を取っても、その年々を明るく楽しく生きてりゃそれでいいじゃん!と思えます。

仲間がいて、人から見ればくだらない事でも一生懸命取り組んで、

それが成功しても失敗しても、また何かすりゃいーじゃん。みたいな。


なんかどっかありえない感じなんだけど、全てがきちんと現実の中に納まっている。

「生きる」も「死ぬ」も良くするのは自分だなって思わせてくれます。


作品中、自分のお葬式を生前にプロデュースしちゃうってエピソードがあります。

可能なら、私もあんな風に送られたいわ~。
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by pannie | 2007-01-08 02:24 | 映画 (日本)

以前にも紹介した、スピッツの音楽からイメージを広げて作られた映画 『海でのはなし。』 が劇場公開されました。

地域も期間も限定されたものになるでしょうけれど、できればスクリーンで物語の世界に浸りたい・・。


4月に、ネット配信されたショートムービーです。

配信されている期間何度か観ましたが、ネット配信だけで済ますには勿体無いと感じていました。

やはり、これがとても好評だったようですね。


実を言えば、最初は「スピッツの音楽が詰まった、映画チックなミュージックビデオだろう」位にしか思ってませんでした。

観てみると、それは大きな間違いで。

宮崎あおいちゃんと西島秀俊さんが紡ぐ物語は、切なさで一杯になるのに、最後は心を温かくしてくれました。

劇中にはスピッツの音楽が全編に渡って溢れているのですが、ストーリーを追う内に、音楽が多過ぎるんじゃないかと思ったりして・・・。


あおいちゃん演じる「楓」が、自分の出生の秘密を知る場面は、女優二人の迫真の演技に心臓の鼓動がドンドン早くなって、判った瞬間ふら~~っときてしまいました。

ここ、物凄くいい場面なのに、公式HPの予告に使われていました。

なんだかちょっと勿体無いなぁ。

何も知らずに、突然本編で知るとかなり衝撃的で強く印象に残ると思うんですけど・・。

あらすじにも書かれてしまっているし。ちょっと勿体無い。



あおいちゃん、可愛くて上手くてとても良いですが、西島さんの存在感は流石です。

この人は、押し付けがましくなく優しい雰囲気でそこにいるのに、観ている内に何故かその存在感に圧倒されてしまう。

本当に不思議な役者さんです。

西島さんが演じる「博士(ひろし)」は、世間と大きく距離を置いて生きていたい人。

できれば家族とも関わらないでいたいと思っているけれど、放っておく事が出来ないジレンマを感じながら、出来るだけ何事も起きない状態に身を置いて、なんとか日々を過ごしている人。

博士の姿は、まるでただそこを漂っているみたい。

その様子は、スピッツの音楽が持つ世界観にとても合っているように感じました。


世間と離れた場所で生きる博士は、楓にとって心地の良い存在。

秘密を知ってしまった楓は、行き場の無い気持ちを抱えたまま博士に海に連れて行ってもらいます。

海までの道や海で交わされる二人の会話は、あまりにも他愛無い。

大袈裟な台詞など何一つ無く、ごくフツーの日常会話の中から生まれる、ちょっとグッと来る言葉。

そこから、自分がココに生きている意味とか、何が自分にとってのシアワセなのかとかを ほんの少しだけ見つけられたような気持ちになる。

そして、二人の心が今までとは違う、ほんのちょっと近付いた距離になる。


本当に、ちいさなちいさな恋の物語です。


レンタルが始まったら、是非手に取って見て下さいませ。
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by pannie | 2006-12-26 10:16 | 映画 (日本)

かもめ食堂


フィンランドで「かもめ食堂」をひっそり営む日本人(小林聡美)がいます。
食堂は、開店一ヶ月経ってもお客が入りません。
そんな中、ひょっこり日本かぶれの男の子が来店。お客様第一号です。
彼の来店がきっかけになったかのように、時間をかけて少しずつお客が入るようになり、ある日気がつくと、お店は満席になっていました。

ガランガランのお店が繁盛するまでの期間を描いてます。
途中出会った、片桐はいりもたいまさこと小林聡美の関わり方がとっても素敵。
ビックリするような事件など、何一つありません。
偶然出会って、ちょっとだけ勇気を出して声をかけてみる、店に入ってみる。
そんな小さな行動の積み重ねで、段々仲良くなっていく。
仲間が少しずつ増えると時期を同じくして、不思議とお客さんも集まり始めるのでした。

小林聡美演じる店主は、焦ってあれこれ慌しく飛びついてがむしゃらにやってしまうのではなく、
大袈裟ではないけど一つだけ信念を持って、「きっと大丈夫」 と、時期を待つ人。
待つことが出来る人。
「かもめ食堂」にお客さんが沢山入ったその日は、淡々とした日常の中に
当たり前のように訪れました。

BGMが殆ど無くて、台詞も少ない。会話だけで成り立ってる作品です。
この雰囲気が、なんとも言えず心地良かった。
エンドロールで流れる井上陽水の歌声を聴きながら、ほんわりほっこりと柔らかい気持ちで思わずにんまりしてしまう・・。
とっても優しい作品でした。

お料理と食事の場面が何度も出てきて、どれもとても美味しそうなので、空腹時に観ると大変かも。
おにぎりが食べたい!って思いました。

♪だれだ、だれだ、だれだぁ~~~~~ッ・・・♪

この後に、どんな歌詞が続くでしょう?
これの1番を完璧に歌える人に、悪い人はいない・・・らしいですヨ。(笑)
アタシは、歌えます! 
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by pannie | 2006-12-03 11:58 | 映画 (日本)
ボムさんの記事が続きましたが、ちょこっと関連して、今日は懐かしい作品を振り返ってみましょう。
ボムさんは、記者会見で「日本の映画人で注目している監督や俳優はいますか?」の質問に

北野監督の大ファン  

と答えています。  ブロコリ レポート参考
流石、世界に名を轟かせる北野監督。 いいですよね、北野作品。
全部は観てないけど、ボムさんはどの作品を観たのでしょう?
なんとなく、『ソナチネ』や『HANABI』 『BROTHER』 あたりなのかなぁ・・と思っているんですけど。
私が一番好きな北野作品は、この あの夏、いちばん静かな海 。
タイトルの通り、それはそれは静かな作品です。
作品中に、セリフが幾つあったか数えられるんじゃないかと思うほど、セリフが少ない。
セリフなんて、必要じゃないんですね。
人と場面だけで、こんなに沢山の「気持ち」を伝えることが出来る。
見たまんま、そのまんま真っ直ぐに伝わってくる。見事です。

主役2人が聾唖者だからセリフが無いと思いがちだけど、そうじゃない気がします。
実際、聾の人たちはよく喋りますもん。
喋らないと思っているのは、声で喋る私達の方で。
聾者同士は、ひっきりなしに手を動かし、表情豊かによっく喋ります。
もう、体全体が言葉なんですね。小さな動きも見逃さないと言う感じ。
それに、ストーリーそのものは聾者が主役でなくても伝えられる物だと思います。
あえてセリフを喋らせない事に、どんな意図があったんでしょうね?
私にはわかりませんけれど、それによって観る側は想像力豊かに観続ける事ができる。
無意識のうちに、どの場面も逃すまいとしてしまうのではないでしょうか。
そして、薄っぺらなお涙頂戴にならず、心の奥深くにジ~~ンと温かい物を残してくれた。
何度観ても絶賛せずにはいられない作品です。

北野ムービーワールド
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by pannie | 2006-09-23 01:47 | 映画 (日本)