とことんマイペースに気ままに、観たものや読んだものの感想を残しておく場所


by pannie
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カテゴリ:映画 是枝裕和監督( 4 )

奇跡

是枝監督の作品、『奇跡』。
両親の離婚で離れ離れに暮らしている兄弟の兄ちゃんの方が、故郷の大阪で再び家族4人で暮らしたいと強く願い、奇跡を信じて小さな冒険に出るお話。
兄弟をまえだまえだの航基君と旺志郎君が演じている。
この二人の可愛さを観るだけでも、この作品を観る価値がある。

母と共に母の実家で祖父母と暮らす兄と、いささか自由すぎる感じの父の元で暮らす弟。
兄弟それぞれに、離婚前と離婚後の生活に対して思うところはあり、その事実の捉え方が全然違う。
兄は、色々あってもとにかくまた家族で再び暮らしたい。
弟は、能天気でマイペースなポジティブタイプらしく、それなりに現在の生活を楽しんでいる。
少しの年齢差で、感じ方はこんなにも違うものなのか。
性格の違いもかなり大きい要因だとは思うけど、思いの大きさの違いにちょっと驚く。
そして、一生懸命、戻りたい、なんとか戻ろうとする兄の姿が健気でいじらしく、可愛くてたまらない。
能天気に暮らしている弟の底抜けな明るさも、とんでもなく可愛い。
あ~、可愛い!!!!!

九州新幹線開通で、にわかに流れ出した「奇跡」が起こるかもしれない瞬間の噂。
兄は、この奇跡の瞬間を信じて、弟を誘って冒険に出ることを決意する。
一緒に行動する友達にもまた、小さな願いを胸に抱いて「奇跡」を見つける旅に出る。


可愛い・・・小さな胸を傷め、実際には起こるはずの無い「奇跡」を信じて、思いのままに行動する子供達の言動全てが可愛い!!
現実に、物事は予定通り思い通りには進まないし、きらめいて輝くような出来事も無い。
だけど、この子達が起こした小さな行動に伴って起きた、小さな出来事の全てが、可愛くて眩しい。

観ている側は、エピソードにいちいち感動するのではなくて、子供達の様子をただじっと見守る・・そんな感じ。
静かに見守って、最後になんともいえないホッコリとした温かいま~るい気持をもらってジーンとなる。
観終えてからの余韻がなかり長びいて、いつまでもホッコリしたまんまの自分がちょっと可笑しくなる。
あ~、観てよかった。なんか幸せになった。
心から素直に、そう思える作品です。


奇跡
http://kiseki.gaga.ne.jp/
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by pannie | 2013-01-30 01:10 | 映画 是枝裕和監督

ゴーイングマイホーム

初回2時間。
映画を1本観たのとまったく同じ感覚。
映像の全てが、私の脳のツボにはまるというか。
これ、どう説明すれば判っていただけるんでしょう・・。
来週も、再来週も、この作品は続いてくれるんでしょ?
なんて幸せなんだ。

ストーリーについて、とやかく説明するのは勿体無い。
具体的にどうのこうのと、私には書けないなぁ。
観終わったら、そのまましばらくボ~ッとするのが一番良さそう。
私には、ですけどね。

今夜はとっても気分が良い。
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by pannie | 2012-10-10 00:18 | 映画 是枝裕和監督

歩いても歩いても

 



全編、是枝監督の「味」が満ち溢れてます。


人が聞けばどうでもいいような、他愛の無い家族の会話。
家族の命を育て守っている、母の「音」。
包丁の音、揚げ物の音、野菜の皮をむく音・・
せわしなく行き来する、小刻みな足音。
合間に交わされる、娘や息子、可愛い孫との会話。
気を使っているようでいて無遠慮な、嫁に掛ける言葉。
体は大きいのに、なんでか存在感の薄い夫。
当たり前の生活の中に大きく陰を落とし、決して消える事のない悲しみを
残している、長男の死。



「歩いても歩いても」
どんなに歩いても、親の人生に追いつけないって意味かと勝手に思ってましたが
違いました。
そういうとこから来てたか~~。

こういう作品は、ただ「良い」とか「良くない」とか言うものではありません。
観たまま、そのままをどう捕らえてどう感じるか・・
それは、人それぞれでいいのです。

私は、「母」を見せ付けられました。

はぁ~・・。
「ワンダフルライフ」同様、観た後しばらくは、ふ~~ってなった。
背中を壁にもたれさせて、頭をカラッポにして、何も考えないまま
しばらくボケっとしてました。

この作品は、そうとう好きになりそう・・。
きっと、何度も観てしまうと思う。
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by pannie | 2009-02-17 00:00 | 映画 是枝裕和監督

ワンダフルライフ

何度も繰返して、ずっと大切にしたい作品です。
今まで観てきた日本の映画の中で、一番好きかも。
私は大した数は観て無いですけども。
でっかい感動が波のように押し寄せるような作品ではないんです。
ただ、観終えたときに、心の隅々まで何かが沁みてゆく・・そういう感じを、心の底から実感した
最初の作品のような気がする。
これって、私がやっとこういう事がわかる大人になったということでしょうか。

先週末に、久し振りに観ました。もう、セリフも覚えてるトコあるし。
この作品の劇場公開を見逃したのは、本当に残念。
初めて観た時はビデオしかなくて、ネットで調べたら、公式ページにDVD化決定!
って、書いてありました。
監督は是枝裕和さん。「誰も知らない」の監督さんです。

是非、予備知識無しで観る事をオススメします。
なので、感想は大変書きにくい。詳しく書くと、ネタバレになってしまうので・・。

オープニングとラストシーンの繋がりが、粋でお洒落。で、ちょっと感動。
ドキュメンタリーチックな作り方になっていて、画面が手ぶれ気味の箇所多々あり。
手作り感に溢れてますが、酔いそうになる人もおられるかもしれません。
日本語のセリフばっかりですが、ぼそぼそとした会話が沢山なので、字幕でご覧になると良いかと思います。
私、字幕無しで観てて寝てしまった事が何度もあります^^;
だけど、字幕を付けて、全ての言葉を拾う事で、この作品の良さがじわじわと沁みて来ると思います。
で、エンドロールを眺めながら、深く溜息をついてしまうかもしれません。
ふ~~~~~~・・。っと。
それと、キャストが豪華です。ARATA・小田エリカ・寺島進・内藤剛志・谷啓・伊勢谷友介・・・あと、脇にも豪華顔ぶれが揃って下ります。

自分が死んだ後、天国へ一つだけ想い出を持って行くとしたら、一体何を選びますか?
私は、一つだけ選ぶってのは無理です。(笑)
なので、ココに出てくるスタッフとして働く事にします。ハイ。
↑・・・なんのこっちゃ?って思ったなら、是非ご覧になって下さいませね!
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by pannie | 2005-09-21 00:37 | 映画 是枝裕和監督