とことんマイペースに気ままに、観たものや読んだものの感想を残しておく場所


by pannie
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<   2005年 11月 ( 4 )   > この月の画像一覧

シルミド

なんっちゅー映画や。これは。
人間、あまりにも強い衝撃を受けると、悲しいと感じていても涙が出てこなくなってしまうものなんだって、初めて知った。

南北統一を目的とした金日成暗殺の為だけに訓練されたシルミド部隊の兵士達。
時代の流れの変化によって役目を果たす機会を失い、用済み後廃棄処分扱いを受けた男達の悲し過ぎる結末。

ネタバレ無しの感想を書くのが難しすぎて、上手く表す事が出来ない。
観ていない人で、ネタバレが嫌な人は、以下太い字の所を飛ばして下さい。



北朝鮮特殊部隊が進入して来た事件と、カン・インチャンが起こした暴力事件が同時に進行していたので、最初は事態の把握が出来なかった。
教育隊長がカン・インチャンに「韓国のために云々・・」と話してる場面で、ようやく理解できた。

受刑者や死刑囚の住民登録を取り上げて、極秘任務部隊に配置するってのは『ユリョン』も同じで、「おんなじや・・」って思いながらやっぱり大きな衝撃を受けてしまった。
だいたい、あの身代わりの死刑囚はどこから調達してきたんや?
その後、訓練場面の凄まじさや、作戦中止命令以降の事件なんかは、どのシーンもマトモに目を開けて観るのが苦痛なものばっかりだった。
特に、あの民間人強姦事件。吐くかと思った。あーいうシーンは大嫌いだ。
まぁ、好きだという人はあまりいないと思うけど・・。
エピソードとしては盛りこまれて当然なんだけど、あの描写がね。
(映画だから、描き方は自由なので、その事を否定してるのではないです。)

抹殺命令の後、善人だった教育班の軍人が、我が身を守るために情け容赦なく抹殺の手はずを整え、部下に命令を下すあたりもムカムカして仕方が無かった。

反面、だけど、このメンバーはもともとは凶悪犯罪者の集まりだったわけで、シルミドにいなければ、世の中では誰にも同情してもらえる存在ではなかった集団なわけで。
途中で、何だかわからなくなってしまった。
だって、犯罪者である彼らを私は絶対に許せないと思うもん。
けれど、極秘命令の下に、使命を果たす為だけに訓練を積み重ねてきた経緯を見て知ってるから、命令って一言だけで抹殺なんてヒドイって思うけど。
国家命令って、一体なんなの?って思ったけど。

最後、民間人を見捨ててでもバスを爆破しろっていう軍人の判断にも唖然。
おもわず「ゲゲーーーーっ!!」って大声が出てしまった。
あかんやろっ!!

とにかく、何が悪いかって、最初に力による国家統一を目指した国のトップ連中なんだ。
あとから、それではいけないと方向転換をしたのは良かったのかもしれないが、その犠牲になったシルミド部隊の運命は、悲し過ぎる。
彼らのことを、ゴミ位にしか思っていない国って、一体なんなん?





以上。ネタバレ終了です。

とにかく、私は涙を流す暇がなかった。
ずーーっと、頭と心臓がバクバクしていて、呼吸困難に陥りそうな衝撃だった。
で、何度も「ゲゲっ!」「ナンデヤ!」「あかんやんっ!」・・・
一人っきりのリビングで、叫んでしまった・・・。
完全に、怪しい主婦と化してしまったよ・・。

そして、最後はただただ空しい・・・。空しいだけだった。

それでも。これは、絶対に一見の価値ありです。
考え出すとキリがないくらい、多くのコトを考えさせられる。

で、役者に注目すると、カン・インチャンを演じたソル・ギョング氏は凄い!
「私にも妻がいたらいいのに」「オアシス」「燃ゆる月」と観てますが、全部、全く違う!!!
ザ・役者やわぁ。凄い。


教育隊長を演じたアン・ソンギ氏も多くの作品で見かけるけれど、味があって安定した演技で見せてくれます。
別段好みの俳優さんではないけれど、韓国映画になくてはならない存在なんだろうなって感じる。
「真実ゲーム」まだ観てないんだけど、面白いのだろうか?
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by pannie | 2005-11-26 23:14 | 映画 (韓国)

1リットルの涙

こんなに悔しい思いで見たドラマは、今までに そうそう無かったと思う。
潮香かあちゃん(薬師丸ひろこ)、頑張ったねぇ・・・。

進学校とは、こういうものなのだろうか。
学校も、保護者も。

車椅子生活になった亜也を手助けすることも、授業がスローペースになることも、工夫次第でどうにでもなるやろ!!!(怒!!)

後半の、亜也の学校での保護者会。
一人の母親から、学校と潮香に向けて 「亜也の対応をどう考えているか」
と発言が出された途端、便乗発言が矢継ぎ早に放たれた。

亜也に合わせているために授業の進行速度が遅くなって、娘の成績が落ちた。
と言った母親がいたが。

アホか。それは娘が勉強不足やからやろが!!

心の底で、思いっきり突っ込んでやった。
いくらなんでも、それは全然次元の違う問題だ。
だから、これは聞かなかった事にしておこう。

授業が他のクラスより遅れるのではないか。
亜也を介助している時に、アクシデントが起こったらどうしようかと心配で仕方が無いし、責任も取れない。
自分達も、自分の子供が心配だし大事だ。
設備の整った相応しい学校へ通うべきではないか。

潮香が、「亜也が自分で転校する決心をするまで、あと少しだけ助けて欲しい」

と言えば、最後には そんなにココに通いたければ、あなたがそばにいればいいと。
仕事はやめられないのか?と、言われてしまった。

自分の仕事に誇りを持っている潮香にとって、どんなに痛い言葉だっただろうと思う。
私は、この保護者の意見は、ありだと思う。母親が介助につけば、ほぼ万事解決となる。

だけど、どうだろうか?
もし、潮香が仕事を止めて学校に付き添って通う形になったとしても、この人たちは、また別の角度での問題点を追及し始めるのでは?

保護者から出た数々の発言は、全て反論の余地の無いもの。
確かに、介助中に事故が起こるかもしれないし、勉強だって滞るかもしれないし、車椅子生活がしずらい環境では不便も多い。
潮香が亜也を思うのと同じように、わが子が大事だろう。
だけど、どうしてマイナス面ばっかりしか見られないの?
亜也がいる環境から学べる事は、計り知れない程あると言うのに。
親達は気がついていないけど、亜也の友達は、しっかり感じ取っている。友達ってなんていいもんなんだろう・・。

養護学校に見学に行った潮香と対面したのが、亜也と同じ病気を持つ女の子。
その母(かとうかずこ)が、「自分が養護学校へ行かせたくなかった。けど、もっと早く通わせておくべきだった。」と話す場面は、養護学校をプラスに伝えてくれていてすごく良かった。

養護学校と聞いただけで、ランクが落ちるイメージを持つ人は多いと思う。
ある意味、差別とは言わないけど、自分とは違う世界だと殆どの人が感じている事だろうと思う。
現に、亜也も養護学校のパンフレットに記載されている卒業生の進路一覧の「進学 0」の数字に、唖然としていたものね。
だけど、養護学校って、実は素敵な所なのだ。亜也が転校して以降、このあたりをもっと伝えてくれると嬉しい。
(そういえば、かとうかずこと娘さん役の女の子は、映画で主役の2人ですね)

亜也のように、何不自由なく育ってきた人が、病気になり障害を負うことになるのは、想像出来ないほど辛いだろう。自分に置き換えて見れば、私がその辛さに耐えられるかどうかわからない。
聞こえない子供を育てているけど、自分が明日目覚めたら聞こえなくなっていたとしたら、受け入れるのに相当な時間が必要だと思う。

病気になってしまったために、今まで通っていた学校に通えなくなる。こんな悲しい事は無いよね・・・。

来週の予告でチラリと出てきた、錦戸君の発言は素晴らしい。
あれだけで、泣けてきてしまうな。
来週、もっと辛い気持になりそう・・・・。だけど、がんばってる亜也ちゃんを、ちゃんと見届けなくては。
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by pannie | 2005-11-23 15:33 | ドラマ

スウィング・ガールズ

観たい観たいと思っていたら、テレビでやってくれてラッキー♪

いや、やっぱり面白かった~~~!!

ウォーター・ボーイズ も大好きだけど、こっちも凄く良かった。

みんなの上手いんだか下手なんだか判らない方言も可愛かった。

上野樹里ちゃんは役者ですな。

「ジョゼと虎と魚たち」の時と全然違う雰囲気で驚いた。

こっちのキャラの方が、断然好きです。

矢口監督、次はどんな作品を見せてくれるのか・・・楽しみ!!


似たような雰囲気の作品で、「ロボコン」ってのがありますが、こちら 結構オススメです。

電車男の伊藤君、小栗君、長澤まさみ、塚本高史、鈴木一馬、うじきつよし・・・

何気に、豪華キャストです。

これも放送してくれないかな。もう1回観たいな。

ロボコン
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by pannie | 2005-11-06 01:36 | 映画 (日本)

私の頭の中の消しゴム

観た。
オリジナルのドラマ「ピュア ソウル~君が僕を忘れても」が大好きだった。
永作ちゃんと緒方君、そして小栗君。
このドラマのリメイクだと知ってからというもの、期待は膨らむばかり。
オリジナルに思い入れがあって、リメイクを観るのがこんなに楽しみだった
作品は、今までに無い。
どうしても、「リメイクってど~なのよ?」 って思ってしまって。
けど、これは違う! まず、キャストが完璧!
予告で耳にする音楽も、儚げで切なくて耳に付いて離れない。
あ~~。本当に、観たかった!!

ラブストーリーを こんなに必死に食いついて映画館で観たのは、初めてかもしれない。
序盤、出会いから恋人になるまでのジェットコースター型の展開に、ツッコミを入れつつも
ウソン氏が、ワイルドで野蛮チックでカッコよくって、イェジンちゃんが、これでもか!って程のキュートさを見せ付けてくれて。
なんだか相当荒っぽい展開なのに、そこに文句つけるのがバカバカしい。
ここを楽しめた人は、どっぷりと最後まで楽しめたのではないかと思うのだけれど・・
如何でしょう?

当然、私は この序盤にがっつり、心を鷲掴みにされた状態で、一気に後半へ持って行かれてしまった。
告知を受けてからのウソン氏の演技が、たまらなかった。
私、この作品では完璧にウソン氏の立場で入り込んでいたワ。
イェジンちゃんも、もちろん上手い。めちゃくちゃ上手い。
けど、ウソン氏のこらえる表情が見事で・・・・。

前半は、とにかくラブラブで、もう何ていうの?
一緒の時間が眩しい程の幸せに満ち溢れてる。
幸せで、幸せで、イェジンちゃんがウソン氏を(役名はイ・スジンとチョ・チョルス)好きで好きでたまらない!
そんな空気で画面が覆い尽くされていたのだ。

それが、どんどんどんどん 悲しい方向へと向っていく。
このギャップが、どうしようもないやるせなさと悲しさを一度にドドドーーッと運んで来る後半。
もう、頬を拭うのは既に無駄な努力となって、ただただスクリーンを見つめるのみだった。


韓国作品らしく、おや?あれれ?どうよ?・・・・な展開はあちこちで目に付きますが。
そこを、スルッとサラっと通り抜けられる人には充分感動して、涙でイッパイになれる
素敵な作品だった。

私は、スルッとどころか、もう どーでもよくなってしまうので。
かなり満足してます。
何回でも観たい。


当然ですけど、オリジナルドラマとは色々と設定が違っている。(はしょられてる)
ので、こちらは是非是非ドラマもご覧になることを オススメしたいと思います。
ドラマも、もう1回・・いや、何回でも観たいなぁ。
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by pannie | 2005-11-06 01:18 | 映画 (韓国)