輪舞曲~ロンド~ 【最終回】
2006年 03月 27日
かなり駆け足なラストになってしまったな。
本当は、もっと丁寧に書きたかった点があるのではないかと思う最終回だった。
それに、関係者が死に過ぎました。
最終的に、宋が龍一郎にやられ、龍一郎は龍吾にやられた。
宋と龍一郎には、戦争の痛手。
龍吾には父親に愛してもらえなかった痛手。
琢己とユナには、両親を殺された痛手。
琢己の場合、大切な仲間をも奪われた痛手を負っている。
同じように、それぞれに苦しみながら、生きる道が本人しだいでこんなに
違ってしまう。
そう言えば、あの若い刑事(この人は、なんと言う俳優さんでしょ?)は簡単に
龍吾に寝返って、簡単に殺されちゃった。しかも、ヨンジェに。
伊崎さんが殺されて、琢己は真っ直ぐに生きる方向を進んだのに、あっさりと
悪の道を選ぶあさはかな奴もいたんだ。
同じ事柄を経ていても、進む道を選び間違えるととんでもない結果に導かれて
しまうわけで。
何気に、絢香が歌う詩も上手く混ざり合っていた気がする。
ユニが「育ててくれてありがとう」、ユナが「未来は作っていける」と言った事で、
宋がすんなりとテロを止めてしまって、変な話だが驚いた。
宋にも、ひとかけらほどの愛情が宿っていたってことか。
しかし、宋が行動を起こそうと決心したきっかけが、龍一郎のたった一言だけ
だったとは。
国境を越えた仲間だと思っていた龍一郎に
「私(龍一郎)が神(GOD)で、君(宋)は犬(DOG)だ」・・と言われたのが、
丁度一年前だった。
信じていた相手からの屈辱的な言葉によって、日本への復讐が始まったのね。
龍一郎も宋も、結局はくだらない人間だったということか。
龍一郎は、どういうわけか楽々簡単に拘置所(?)を抜け出して、
(なんでや!警備はどうなってんねん)
宋からテロのプログラムを横取りしようとした。そこで、龍吾に(いつのまに
入り込んだん?)刺し殺される。
琢己が龍一郎に撃たれ、死んでしまったかの様にユナに抱かれるシーンで
エンドロールが流れ、観てる人は死んじゃったかと思ったんだろうなぁ・・・
私は、絶対死んでいないと確信してたので、「早くエンドロール終われ」って
思ってた(笑)←こう言う見方をするから、泣けないのね・・。
宋が復讐を決心しユナを日本に呼びよせた。そして、琢己とユナが出合った。
嵐のような1年が過ぎ、初雪の季節にほんの1歩だけ近付いた二人が、
桜の季節になってようやく、何の障害も無く一緒にいられる場所に立てた。
ハッピーエンドで、良かった。
あ~~。でもでも。でも!!!!
ヨンジェは、生かしておいて欲しかったぞーーー!
死なないで欲しかった・・。
ユナをかばわないで、撃てよ!!・・と思ってしまった。
それでも、ヨンジェの最後はカッコよかったよ。
何も言わないで、ただ黙って頷いて、逝ってしまった。
あの最後はカッコよかった。
琢己は、何度大切な人の死に直面しなければならないのか。
これが最後ならいいけど。
視聴率が良くなかった割に、思い入れの強いファンから続編を願う声が
出ているらしいけど・・これは、完結したんじゃないのかなぁ。
続編となると、また違う事件を勃発させなくちゃいけなくなる気がする。
「その後の幸せな2人・・」 ってワケにはいかないでしょ?
・・・・龍吾が、生きてるのか。
う~~ん。龍吾のキャラは、ちと弱かった。
もし、次があるなら 3倍くらいのパワーアップをお願いします!
by pannie
| 2006-03-27 01:04
| 輪舞曲